「サブスリーをねらいたい」という柴田和則さん(第5期生)と、「そろそろまた走り始めようかな」という大長さん(第4期生)。前回は、2人のレベルや好みを確認しました。次はいよいよシューズを試し履きして選ぶのかな、と思いきや、アシックス・ストアは違います。
2人の前に現われたのは 「3Dフィッティングシステム(3次元足型計測機)」という、研究所においてあるような最新機器。さっそく、2人の足を分析してもらいましたが、画面に映し出される自分の足型に「すごーい!」「石膏つくっているみたい!」と大はしゃぎでした。

これが3次元足型計測機

石膏みたい!

大長愛さんの計測結果

<計測担当者の分析>
踵の傾斜角度というデータで、着地時のプロネーションという足の動きが推測できるんですが、左足の倒れ込みが大きいですね。左足の故障に注意です。
また、左足の長さが225mm、右足が231mmと、6mmも長さが違う。本来でしたら、左右でシューズのサイズが異なるのですが、既成品ですから、大きいほうのシューズを購入することになります。右足に合わせたサイズを買った場合、左足がユルユルになってしまうので、靴ひもをしめて固定していただくなどの工夫が必要になります。
あと気になるのは、左足の親指の変形具合が大きいですね。左足のほうが靴はユルユルなはずなのに、親指が変形しているのは、やはり大きすぎて靴の中で足がズレてしまっているからでしょう。ズレて足がつま先まで突っ込んで行ってしまっている分だけ、親指が圧迫されている可能性があります。
そして「分析結果」という欄は、20代前半の女性の平均が真ん中になるんですが、特に左足が平均より小さい・細いことを現していますね。アーチもやや低めなので、アーチサポートがあるようなシューズを選ばれると、足は疲れにくいでしょう。
<島田さんの話>
サイズで言うと、23.5か24になりますね。左足親指の外反は今10.3という数値だけれど、これが12、13と、どんどん進んでしまうと、アーチが無くなってきてしまうから気をつけて。
デュオマックスという硬い素材が入っているシューズを選ぶとよいでしょう。
アーチは足全体を支える機能をしていますから、アーチがなくなると疲れやすくなってしまうんですよ。

柴田和則さんの計測結果

<計測担当者の分析>
全体的に細いですね。踵の傾斜角度も大きく、左足のほうがケガしやすいでしょう。また、大長さんは長さに左右差がありましたが、柴田さんは太さに左右差がある。シューズには、長さだけでなく、幅にもサイズ展開あります。Dとか2Eとか言われるものですね。柴田さんは、細いシューズを選んでもらうのはもちろんのこと、左足が251mmで右足が243mmと、8mmも違うわけですから、やはり本来であればワンサイズ異なる数字ですね。
<島田さんの話>
海外で発売されていて、今年日本に入ってきた「DSレーサー」なんて合う可能性がありますね。デュオマックスが左足を守ってくれて、それでいて細くて、レース用。あるいは、柴田さん位に記録を狙うランナーであれば「IOシステム(アイ・オー・システム)」を試してみるのもよいのでは? 左右で異なるサイズや、自分の好みの色の配色をオーダーできるシステムです。

島田 やはり足のデータから推測された通り、左足をひねって、足首が中に入って着地している。右足はまっすぐ着地して、重心がキレイに乗っています。柴田さんは、1本線上を走ろうと意識しているから、足の幅が重なっているんです。だから、足の軸を2本と思ったほうがいいかもしれない。骨盤から2本の脚が出ていることを意識するの。イメージとしては、ほんの少し、ソールの3分の1位だけ歩幅を外に広げる。今は1本の軸にしようとし過ぎて、オーバープロネーションが起きてしまっていから、このままだとケガをしやすい、と、言えます。
柴田 ただ、どこの誰に言われたかは覚えていませんが、ひとつの線上を走ったほうがいい、と聞いたことがあるんですが……。
島田 うん、そう言う人もいるよね。これはあくまで僕の意見だと思ってくれていい。軸を2本にもつほうが安定しやすいし、ケガはしにくいってこと。こうして、言われることが食い違うのは、学ぶ人間の試練だよね(笑)。指導する人は、自分の言いたいことをそのまま言うから。どれを選ぶのかは、本当に本人の責任だと思いますよ。僕の話や今日計測したデータは、客観的な事実として、聞いてもらえればいいと思いますよ。
「これらの機械で計測する足の長さ、幅、形といった科学的データを、私達スタッフは客観的な情報として習得て、シューズ選びに活かしているんです」と、島田さん。科学的なデータを計測するだけで終わらずに、豊富な知識や経験をもとに、実際に合うシューズを選んでくれるのだから、ランナーには本当に頼もしいお店ですよね。
※アシックスストア東京で島田さんにご対応いただけるとは限りませんのでご注意ください

アシックスストアは頼りになる!