第1回ではシューズ選びの達人・島田佳久さんによるカウンセリング、第2回ではアシックス・ストアに常設されている最新機器による計測を行なった2人。いよいよ、それらのデータに基づいて、自分にぴったりのシューズを選びます。
シューズが違うとタイムが5分違うってホント?
柴田 小出監督は僕たちランニングモニターに「シューズが違うと、タイムが5〜10分違っちゃうよ」と、よくおっしゃるんですが、どうなんでしょう?
島田 うん、その通りだね。小出監督の「5〜10分」という違いは、シューズの厚みや重さが自分のレベルとまったく合っていなかったり、(アシックスの製品では考えられないけど)機能性の低いシューズを履いていたりっていうことだよね。
大長 はじめてだとよくわからないから、とりあえず家にあるスニーカーで走ってしまうこともありますよね。
島田 ファッション用のスニーカーとランニングシューズでは、フルマラソンを走れば5〜10分のタイムが違ってしまうでしょうね。アシックスのシューズは、本当に良いですよ。私はこうやってストアで販売していても、お客様に自信をもってオススメできるし、これだけシューズのラインナップがあるからこそ、お客様の相談にものってあげられるし。アシックスのラインナップは、まあ言葉が悪いかもしれないけど「ウザイ」くらいにあるからね(笑)。
柴田 (ぐるりと店内を見回して)ひとりだとどう選んでよいのかわからない位にありますよね。ワイド、スリムというのも、今までは自分の好みや履いてみた感覚で選んでいました。
島田 うん、自分の「合っている」という感覚は大切だよ。でも、機械で計測してみるとさらに自信をもって選べるよね。柴田さんはシューズにオーダーメイドの中敷きも入れていたけど、どうだった?
柴田 知り合いが作りにいったついでに、僕も中敷きを作ってみたんです。確かに作ってからケガもありませんが、そんなに劇的な良さを実感することもないですね。
島田 あはは。でもまあ、中敷きを作ってから足のトラブルがないなら、効果が出ているのかもしれないね。
アシックスのシューズが良いと言われる理由は?
大長 アシックスのシューズラインナップがこんなにあるのって、どこが違うのでしょう? 私は、サイズ(長短、狭広、甲の高低)や重さ、底の厚み、という位の違いしかわからないのですが、他にアシックスならではのこだわりはあるんですか?
島田 うん、あるよ。ゲルの配置、衝撃吸収をする素材の配置だね。
大長、柴田 おお、なるほど!
島田 適材適所の配置――インパクト・ガイダンス・システム(IGS)と呼んでいます。アシックスのシューズにはIGSと書いてあるでしょ?
柴田 今まで気にしたことなかったけど確かに書いてありますね。
島田 これを見て「IGSってどこに入っているんですか?」とよく聞かれるんだけど、IGSは入ってはいないんですよ(笑)。配置構造の理念のことを言うの。適材適所っていうのは、初心者には「安定感が必要だから斜め45度に大きめのゲルを入れたほうがいい」とか、サブスリーには「薄い小さめのゲルにして、シャンクもやわらかい方がいい」とか。同じ素材を使っていても、構造がまったく違うの。それがIGSの理念をもつアシックスならではの特長。
大長 だからこんなにたくさんの種類が必要なんですね。
島田 シューズに気をつけないと、例えば着地した後、足裏は足なりに曲がらなくてはいけないのに、カクンと折れてしまうことがある。曲がりたくない位置で折れて、重心が一気に変なところにかかるからすぐに疲れちゃうよね。アシックスのシューズは考えて作られています。外側には硬い素材を入れて、ジワジワ曲がるように……ほら、シューズの裏を見るとわかりますよ。同じゴムでも、硬さや柔らかさ、大きさを調整して、足なりに曲がるように調整しているんです。
大長 同じアシックスのシューズでも、レベルによって曲がり方は異なるんですか?
島田 ゆっくり走る人は、曲がらない方がいいの。筋肉がないから、曲がり過ぎると逆に疲れちゃう。逆に、速く走る人はある程度曲がらないと蹴れないからつらいんだ。レベルによって、最適な構造がまったく違う。だからこそレベルの違うシューズを履いてしまうと疲れちゃうんですよ。
たくさんのラインナップから自分に合ったシューズを見つける重要性がわかったところで、いよいよ試し履きです。
「かかとをトントンってやってから」と、シューズの正しい履きかたも実践です。
「圧迫感はあったほうがいいんでしょうか?」「うわー、かかとが浮かない!」「これってピンクはありますか?」と、2人からも感想やリクエストが自然に飛び出して、島田さんはそれに耳を傾けて、他のシューズやサイズも提案してくれました。
★島田さんコメント
「安定感があって、サイズはレギュラーの24cm。練習を積んでいったら、もうちょっと軽いのを選べるし、そうするとラインナップも多くなるから選択肢も増えますよ」
★大長さん感想
「シューズもいつも任せっきりなので、こんな風に丁寧に選んでいただけて助かりました。初心者の人でも心から安心できるお店ですね」
★島田さんコメント
「柴田さんは、本人の自覚以上に足が細かった。そしてオーバーフロネーションの左右差がある。シューズ選びに気をつけないと、故障になりやすいタイプですね」
★柴田さん感想
「初めて自分の足を科学的に見ることができてよかった。左足で気をつけたほうがいいよ、と言われたのはよかった。島田さんもとても頼りになる人で、また来るときは指名でお願いしたいです!」
「測定値と本人の感覚で納得していただければ、たぶんそれがランナーにとってのぴったりなシューズなんだと思うんですよね」と、島田さんが取材後に話してくれました。
あなたにとってのぴったりシューズも、アシックス・ストア東京でなら見つかると思いませんか?
※アシックスストア東京で島田さんにご対応いただけるとは限りませんのでご注意ください