
シューズとのつきあいかた
■ひもの結びかた編
柴田シューズのひもの結び方についても教えてほしいんです。今は、そんなにこだわってなくて、買ったらついていたものをそのまま結んで履いているんですが。気をつけているのは、走っているうちにほどけちゃうといけないので、もう 1 回「かた結び」をしているってことだけで。
島田じゃあ実際に履いてみるね。まず、シューズを履くときはかかとを合わせるの。かかとの食いつきをたしかめてから、ひもの長さを均等にふたつにもつ。その後、重心をつま先にかけて踏ん張った状態で結ぶ。それから、かかとをついたときに、指の前が 1cm 位あいていて、なおかつかかとが食いついていれば OK 。なぜ、つま先に重心をかけた状態で結ぶかというと、つま先をついた段階で、マメができやすいから。つま先を地面に着けたときに、ズレていたら、前足部にマメができやすいんですよ。だからつま先で着いた状態で足がズレないことが大事なの。これはけっこう重要なことだよ。
島田「ひもの結びかた」で言うと、下から通す「アンダーラップ」、上から通す「オーバーラップ」がある。上から通すオーバーラップだと、甲がきっちりしまるから緩まない。ただ、僕は少し緩んだほうが好きだから下から通すんだ。緩まないほうがいい人もいるけど、甲が高い人はオーバーラップだとキツく感じるんだよ。締め付け感が強いから。僕は、甲が高いからアンダーラップのほうが合うね。アシックスのシューズは、最初はだいたいオーバーラップになっているかな? 履いてみて、甲のあたりに痛みを感じている人は、ひもの通しかたを変えてみてもいいかもしれないね。大まかに言えることは、甲が高い人は下から通すアンダーラップ、甲が低い人は上から通すオーバーラップのほうがいい。走ってみて甲がきつかったらアンダーにする。甲がゆるかったらオーバーにするっていうのが基本だね。
柴田知らなかった!
大長あと、ひもの種類が、薄くて平らなものと、まるっこいのはなにか違いがあるんでしょうか?
島田まるっこいのを「オーバル」ていうんだけど、これは中が空洞になっているんだけど、レーシングシューズでこのタイプだとほどけやすいの。だから、レーシングシューズはすべて、綿の平たいひもになっている。そしてこちらのオーバルは、そんなにレースタイムを気にしないランナー向けのシューズなので、どちらかというと耐久性やデザインを重視しているの。
大長へえ〜。
島田あと、ひもの結びかたと言えば、結んだ後も長いままで走っている人がいるでしょう? レースのときに妨げになってしまうから、踏んでイライラしないように、二重に結んで、余ったひもをシューズの結びめに入れておくとプロっぽいよ。
大長あはは、ひもの結びかたばかりプロっぽくなっていいかな?(笑)
島田うん、重要だよ(笑)。こうしておくと踏まないから。自分だけでなく、他の人に踏まれる危険もあるからね。レースのときは、ほどけないように邪魔にならないように気をつけましょう。
大長ひもを結ぶのが面倒だなあ、と思うと気になるマジックテープのシューズってどうなんですか?
島田あれは好みだね。
大長履くのがラクそうでいいなあ、と思って。
島田そうだね、不精な人には向いている(笑)。あと、ベルトの部分っていうのは、カチッとした履き心地が好きな人向けかな。ひものシューズは全体的にふんわかも締められるでしょ? でもマジックテープのシューズのものは、ベストがある点で縛る感じだから、どっちかというと固定されちゃうの。ひもだと全体で包み込まれている感じなんだけど、圧点でポン、ポン、ポン、と止まってしまっているからなあ。万人受けするのはひものシューズだよね。ひものほうがゆるーい感覚でもいいし、きっちりした感覚でも締められる。マジックテープはゆるーい感覚はないよ。だけどきちんと締めるにはいいかもしれない。個人の感覚で選んで欲しいですね。
※アシックスストア東京で島田さんにご対応いただけるとは限りませんのでご注意ください

シューズをはくときはかかとを合わせる

つま先を踏ん張った状態で結ぶ

アンダーラップ

オーバーラップ

ほどけないように余った紐をシューズの
結び目に入れる

マジックテープ式のシューズ