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近所のトラックを利用してみよう

小出道場 虎の巻

初心者の方からサブ3ランナーまで役に立つ小出監督のノウハウを順次お届けします。

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第3回 「練習コースを何通りかもつ」

2004年11月05日 更新

いろんな場所を走ろう

皆さんは毎日どんな場所を走っているのかな?スポーツジムのランニングマシン上をひたすら走っているだけ、という人も結構多いかもしれないね。 僕は「走る環境」を、とても大切に考えている。

僕は、ずっと佐倉を拠点にしているけれども、理由のひとつが佐倉は坂が多いから。どこを走ってもアップダウンがある。だから、僕らは得をしているの。坂を走ると、脚を鍛える良いトレーニングになるからね。

「坂道はキツイから」「舗装された道は脚を痛めるから」と、河川敷やランニングマシンでトコトコトコトコ走っているだけでは速くなれないよ。確かにラクかもしれないけどね。「強くなりたい」とか「フルマラソンを完走したい」と思うのであれば、練習コースも工夫しよう。

 

コースの見つけかた

まず、朝のジョギングには近所の周回コースがいいかな。朝はトイレが近くなるから、コース沿いにトイレがあるところのほうがいいね。

次は、河川敷などの平坦なところばかり走らないで、坂道ダッシュができるところを見つけておくといいね。平地ばかりでアップダウンがない人は、歩道橋でもいいよ。下りはゆっくりね、上りはパパパパパと階段を駆けあがる。これだけでも効果があるよ。田舎の道や山へ行くと坂道が豊富だからいいね。
田舎じゃなくても、都心に住んでいる人は、皇居周回コースや東宮御所周回コースで練習できるから得している。瀬古(利彦=現・エスビー食品陸上部監督)選手も、現役時代は、神宮外苑の周回路と東宮御所周回と、うまく使い分けて練習していたと聞くよ。

距離やタイムを正確に計りたいときには、利用できる400mトラックがあると便利だね。市町村の競技場は、一般開放日に走らせてもらえることが多いので調べておくといいよ。

あとは、長い距離=20〜30kmを走るときのコース。走り始めのうちは、平地のほうがいいね。長い距離をずーっと走れる場所を探そう。これは河川敷でもいいよ。家の近所は車が多い場所ばかりで長く走り続けられないというときは、2km程の走りやすいコースを探しておいて、行ったり来たりするのでもいい。逆に、最初はそうした往復コースや周回コースで長い距離を走るほうが、安心かもしれないね。なにかアクシデントが起きたときも、すぐに帰ってこられるから。
少し慣れてきたら『東京国際マラソンのコースを1人で片道走ってみよう』なんて企画してもいいね。着替えや交通費を入れたリュックを背負って、ゆっくり走ればいいよ。帰りは電車で帰ってくればいい。

 

楽しく走る工夫

コースを設定するときには、楽しみながら走る感覚も大切。山道を走るのがツライときは、ハイキング気分で景色を楽しんでもいい。歩くペースだって、山道ハイキングを5時間楽しめば立派なトレーニングだ。

Qちゃんは学生時代、壁に地図を張って「今日は○km走った」って、走った道に色を塗っていたんだって。大阪周辺の道を全部走っちゃうの。日曜日とか休日には、いろんな道を3時間くらい走って、「今日は何号線を走ろうかな」とかそういう風にやっていたってさ。

走ることを楽しむ才能も、Qちゃんにはあったんだね。

 

次回更新は11月10日(水)の予定です。

第4回テーマは「トレーニングに変化をつける」。
ジョギング以外の練習って具体的になにがあるの?
長く走っても速くなれないのはどうして?
速く走るための練習の工夫を、小出監督が教えます
お楽しみに!

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